カレンダー総合情報サイト　カレナビ/【2013年版カレンダー制作特集】アイドル氷河期について検証してみる

【フラッシュバックお蔵出し！】Vol.１ 過去のトレンドやカレンダーについて取り上げる「フラッシュバックお蔵出し」コーナー！
第１回は、１９９０年前後の“アイドル氷河期”について検証してみたいと思います。
一般に、８０年代の“女性アイドル黄金時代”について取り上げられることは多いですが、 ブームが去った後の「氷河期」について語られることは比較的少ないですよね。
１９８７年におニャン子クラブが解散した後、歌手活動を中心とした女性アイドルが露出しにくい状況が生まれます。 理由は主に、バンドブームの煽りを受けたロック・ポップス系バンドの台頭と、ゴールデンタイムにおける歌番組の相次ぐ終了といった事象が挙げられます。 一言でいえば“アイドル”から“アーティスト志向”へと世の中がシフトしていった時期、と言えるでしょう。

Ｃｏｃｏ そんな中、頑張っていたアイドルグループがCocoとRibbonです。 どちらもフジテレビが企画した乙女塾（今に例えるならアイドリング!!!が近いでしょうか）出身のグループで、 Cocoは当時としては珍しい５人組のグループ。（後に瀬能あづさが抜けて４人に。） 瀬能あづさは1991年にソロでシングルを出して以降、アーティスト路線へシフトしようとしましたが… 　 ←こちらはCoco解散時のメモリアル的カレンダー

Ｒｉｂｂｏｎ そしてRibbon。いまや日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞するなど女優として活躍している永作博美が在籍していた、 伝説の３人組アイドルグループです。 セールス的にはCocoより劣るものの、楽曲のクオリティーは高く評価されています。 　 →残念ながらカレンダーの画像は無かったので某雑誌の表紙ですが…まさに「奇跡の童顔」ｗ

ＴＰＤ アイドルというカテゴリーからは少し外れるかもしれませんが、同時期に活躍したグループとして東京パフォーマンスドール（TPD）が挙げられます。 ダンスと歌、文字通りパフォーマンスで魅せるというコンセプトで人気を得ますが、いま考えると、一瞬で通り過ぎて行ったなぁ、という印象。 メンバーの中で唯一「いい感じ」で芸能界に残っているのは、篠原涼子ですかね。アーティスト路線から女優へと成功した稀有な例でしょう。 （と思って調べていたら、なんと！仲間由紀恵も研究生としてごく短い期間TPDに在籍していた、とのこと。さすがにこれは知らなかった…。）

今考えるとTPDは、大阪パフォーマンスドール（OPD）などの地方展開、大人数でのダンスステージなど、後のモーニング娘。やAKB48にも少なからず影響を与えているのでは？と思われます。
上記のアイドルグループは、セールス的には今のAKB48には遠く及ばない程度のもので、（懐かしの～系の）テレビ番組でも取り上げられることが極端に少なく、 もはや「無かったもの」に近い扱いになってしまっているのが少し悲しい気もします。

はんぶん不思議 そんな中、こんなものを見つけてしまいました！中川翔子によるCoco「はんぶん不思議」のカバー。 これはかなりクオリティー高いですね～♪各メンバーの特徴をよく捉えています！ 三浦理恵子パートに思わずニヤリｗさすがしょこたん！いい仕事してます。 これは昨年２０１１年１０月に発売された「しょこたん☆カバー４」に収録されています。 曲およびＰＶのクオリティーの高さはもとより、いま敢えてCocoをカバーしたことに拍手を送りたいですね。素晴らしい♪

改めて、この年代のアイドルの再評価、掘り起こし、というのもアリではないでしょうか。
いま弊社では、過去のアイドルのカレンダーを再発売するという「レジェンド企画」を検討中です。 実現すればかなり面白い企画になりそうな予感。ご期待ください！
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
（カレンダー部３姉妹☆末っ子）

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